乳酸菌を配合した歯磨き粉は、「口腔内を殺菌する」という考え方ではなく、「口腔内を適切な状態に保つ」というコンセプトに基づいて作られたまったく新しいタイプの製品です。

とはいえ、乳酸菌と一口に言っても、その種類は確認されているだけですでに300を超えており、さらに研究が進められています。

では、マウスケアのために使用されているのはどんなタイプなのでしょうか。市販されているもので広く使用されているのは主に「LS1」と「L8020」、そして「ロイテリ菌」の3つです。

  1. LS1
  2. L8020
  3. ロイテリ菌

 

詳しく紹介していきますね。

LS1は強い抗歯周病菌作用を持つのが特徴

「LS1」の正式名称は「ラクトバシラス サリバリウス」で、多くの歯磨き粉に採用されています。

人体から分泌される唾液にも豊富に含まれているLS1の持つ大きな特徴は「殺菌作用」です。特に歯周病菌に対しては強い効果を持っているため、マウスケアには大変効果が高いと期待されているわけです。

一方で、酸としての効果はあまり強くないため、口腔内で増殖しても粘膜を傷つけたり、口内炎の原因になったりすることはまずありません。ですから、幼い子供たちでも安心して使用することができます。

口腔内のpHバランスを整える効果があるL8020

「L8020」には、虫歯菌や歯周病菌の繁殖を抑制しつつ、善玉菌を増やすという働きがあるため、様々な歯磨き粉に配合されています。

加えて、口腔内のpH値をコントロールして酸性から中性にするという効果もあります。

これにより、歯の表面にあるエナメル質が溶けだしてしまうという状態を回避することができます。

結果として、歯に穴が空きにくくなるので、虫歯を予防して元気で健康な歯を維持することに貢献してくれます。

殺菌作用があるロイテリ菌を配合している製品も多い

「ロイテリ菌」は、悪玉菌全般に対して強い殺菌作用があります。

歯周病菌だけでなく、O157菌など強いウイルス性の病原体も除去できるほどのポテンシャルを持っているのです。

加えて、ロイテリ菌には歯周病菌を継続的に抑制するという嬉しい効果もあります。

つまり、1度口腔内で増殖すると、一定の期間中ずっと悪玉菌の増殖を防いでくれるという訳です。

さらに、ロイテリ菌は小腸まで届いて増殖し、腸内の吸収率を高めて免疫を強化するという働きもあります。

免疫が高まることでアレルギー反応が出るリスクは低くなりますから、摂取することのメリットが非常に多い乳酸菌ということができるでしょう。